ASPとSaaSの違いってなんだろう?

毎日の業務や、テレビコマーシャル、スマートフォンを利用しているとき、「クラウド」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。

パソコンがなければ仕事ができないというのと同じように、数年後にはクラウドがなければ会社が回らないという時代が来ます。

今回は、クラウドを知るには欠かせないキーワード「SaaS」と、「ASP」についてご紹介します。

そもそも、SaaSとは?

クラウドは利用スタイルによって大きく「SaaS」、「PaaS」、「IaaS」の3つに分類されます。

SaaS、PaaS、IaaSの違いについて詳しくはこちら

SaaS(サース)…Software as a Service(ソフトウェアとしてのサービス)
一般的にクラウドサービスというと、だいたいがSaaSのことを思い浮かべるでしょう。
ブラウザ上で閲覧できるメールやスケジュール管理などがこれに分類されます。
パソコンにインストールすることなく、ブラウザ上で使用できるさまざまなアプリケーションのことをSaaSと呼びます。

ASPをという言葉を聞いたことはありますか?

ASPとは、Application Service Provider(=アプリケーションサービス提供事業者)の略です。

その文字通り、アプリケーションの機能をインターネットを介して、顧客に提供している業者やサービスのことをいいます。

ここまでの説明では、一緒じゃないの?と感じる方も多いでしょう。

その通り、「SaaS」も「ASP」も本質的には同じです。

「SaaS」と「ASP」の違いとは?

本来ASPはネットワークを通してソフトウェアをユーザーに利用してもらう事業者やサービスのことを指し、SaaSはそのソフトウェアそのもののを意味しています。

しかし、日本では「SaaS」も「ASP」もほぼ同じ意味で使われています。

もともとASPの方が先に日本の市場に展開されていました。

1990年代後半にアメリカでSaaSの定義が提唱された後、日本では商売として難航していたASPを言い換える言葉として利用されるようになりました。

つまり、ASPにはあまりビジネス的に成功できなかったという悪いイメージがあるので、それを避けるためにサービス提供者がマーケティングの上でSaaSという言葉の浸透を促進させたという背景があります。

ですから、現在ではインターネットを介して利用できるサービスについて、ASPよりSaaSと呼ばれることが多くなりました。

現在ではSaaSやASPを総称して「クラウドコンピューティング」として説明されることもあり、厳密な区別はなされていないと言えるでしょう。

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