東日本大震災以降、災害対策の重要度が高まり、より実効性のある対策が求められるようになりました。
地震による被害だけでなく、台風・火災・大雪など、いつ何が起こるかを予測するには限界があります。
福島県郡山市でも、大雪による社屋の倒壊、2010年にはアーケード街を浸水させる記録的な豪雨が襲った被害は記憶に新しいことでしょう。
一方で、中小企業ではこのような災害に対して十分な対応が行えていないのが現状です。
あなたの会社がもし明日火事になったら、大切なデータを復旧できますか?
そんな災害対策として注目を集めているのがクラウドです。
クラウドによるデータ保管、銀行にお金を預ける感覚で
クラウドと聞くと、最新技術で小難しく、敷居の高いイメージがありませんか?
しかし、インターネット上にデータを預けることは銀行にお金を預けることと似ています。
あなたの会社では資金を現金で社内に保管せず、銀行に預けていますよね。
なぜなら銀行に預けてしまった方が安心で管理もラクだからです。
データを見えないところに置いておく方が不安だという中小企業の経営者の意見を耳にしてきましが、むしろお金にも匹敵する大事なデータを社内にむき出しで置いている方が危険です。
クラウドを活用した災害対策で安心!
インターネット上にデータを預けるためのスペースをクラウドストレージといいます。
このクラウドストレージを活用した災害対策には多くのメリットがあります。
- クラウドストレージにデータを預ける
- クラウドストレージには、「様々な端末でどこからでもデータを取り出せる」「データを離れた場所にバックアップできる」「大容量のストレージを必要なときにすぐに用意できる」といった特徴があります。こういった利便性を享受しつつ、万が一災害に襲われた場合もデータは無傷で保たれます。
- クラウド上にバックアップを取る
- クラウドでバックアップを取る一番のメリットは、社内サーバーに何かあっても大切なデータを安全に保管しておけるということです。あなたの会社が火事になったり、強い衝撃を与えてデータを保存しているハードディスクが壊れても、データを全てクラウド上にバックアップしておけば、あなたの会社に重要なデータを取り戻すことができます。
- クラウドでシステムを復旧する
- 社屋が自然災害に襲われてしまったら、データや社内システムを復旧しなければなりません。最近ではクラウドリストアサービスといって、まるごとバックアップされたデータやシステムをインターネット上のマシン(IaaS)に再設置し、事業の継続ができるサービスが登場しています。
「会社のデータが無くなってしまう」、普段はそんなことを考えることは少ないでしょう。
しかし、万が一の事態に何も備えていない企業は業務どころか事業継続も不可能になります。
災害対策は実効性のあるものが求められる一方で、今すぐ取り組まなければならないこととは限らないので、コスト制限されがちで、費用に対する効果を割り出すことが困難です。
こうした状況で、クラウドによる技術を活用した災害対策を新しい選択肢としてぜひ検討してみませんか?
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