あなたは今、この記事をInternet Explorerで読んでいませんか?
今すぐブラウザを閉じ、Google Chromeなどの他のブラウザを起動してください。
マイクロソフトのWEBブラウザ、インターネットエクスプローラー(IE)に、悪用の対象にされる恐れがあるというセキュリティの脆弱性が見つかりました。
独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)などは2014年4月28日、「この脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとの情報がある」として、 回避策を取るように呼びかけています。
古いバージョンに限らず、すべてのIEユーザーが気を付けなければならないことです。
Internet Explorerを使っているとどうなる?
悪意のある細工がされたコンテンツを開くと、仕掛けられた命令が実行されてしまいます。
悪用されると、アプリケーションが異常終了したり、攻撃者にパソコンを制御されてしまったりという可能性があります。
インターネットエクスプローラーは、世界のブラウザー市場の約50パーセントを占めています。
郡山市の中小企業でも最もシェア率の高いブラウザであり、今すぐ対策を打たなければなりません。
新しいブラウザをインストールしてセキュリティの危険を回避
マイクロソフト社は、月次セキュリティーアップデートあるいは臨時セキュリティーアップデートを通じて解決策を投じるとしています。
しかし、それまで黙って待っているわけにはいきません。
IEでインターネットを閲覧している方は、今すぐGoogle ChromeやFirefoxといったWEBブラウザに変更し、ウィルススキャンを実行するなどセキュリティ対策を施してください。
- IEのブックマークをGoogle Chromeに移行する方法とは?
- Google Chromeにはインターネットエクスプローラーを開かなくてもブックマークをインポートできる機能が備わっています。
1.Chromeメニューを開き、「ブックマーク」をクリックします。
2.「ブックマークと設定をインポート」から、IEを選択して「インポート」をクリックします。
Chromeでまだブックマークを作成していなければ、読み込んだブックマークは通常ブックマークバーに直接表示されるようになります。
→Google Chromeでのブックマークのインポート/エクスポートについて詳しくはこちら
Windows XPを利用している福島県の中小企業の方へ
福島県郡山市でも、IEに加えてWindowsXPを使用してる中小企業が多いでしょう。
しかしWindowsXPはマイクロソフト社のサポートが終了し、セキュリティ対策を最新に保つためのパッチが配られていません。
WindowsXPを使用している方は、これまで以上のリスクにさらされていることになります。
少なくとも今後12ヶ月間はサポートが継続されるGoogle ChromeやFirefoxへの切り替えを行うとともに、サポート対象となっているOSへのアップデートが必須になります。
クラウドサポート郡山では、社内のセキュリティ環境や業務の改善など、オフィスの困りごとのご相談を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。
【追記:2014年5月3日】
2014年5月2日 IE修正プログラムの提供開始
米マイクロソフト社は、日本時間の5月2日未明、欠陥を修正するプログラムをインターネットを通じて提供し始めました。
4月上旬にサポート終了したWindowsXPも含めて対応しています。
修正プログラムは、使っているパソコンが自動的に更新される設定になっていれば何もしなくても適用されます。
自動更新が有効になっていなければ、スタートメニューのコントロールパネルから「Windows Update」を行うことで手動でダウンロードできます。
ブラウザをIEからGoogle Chromeへと移行した方でも、速やかに修正プログラムを適応することをおすすめします。
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