WebDav(クラウド)でエクセルが開けない!原因究明と対処方法

2015年10月15日、WebDav(クラウド)でMicrosoft Officeが開かなくなったと郡山市の企業様よりご相談をうけました。
調査をした結果、14日にかけて自動でアップデートされたWindows更新プログラムが原因だと分かりました。
さらに突き詰めると、WebDav(クラウド)を使用しているすべてのユーザーがこの現象に見舞われているわけではなく、Microsoft Office 2010だけで発生しているようでした。

WebDavでエクセルが使えなければ業務に支障が出るなど緊急を要する方は、以下の対処法をお試しください。

WebDav(クラウド)でオフィスソフトが開かなくなった原因はマイクロソフトの更新プログラムにあり

エクセルが開けない原因となっている更新プログラムの削除

Office 2010に関する更新プログラムをアンインストール
  1. [スタート]→検索ボックスに「更新プログラム」と入力し検索。[更新プログラムの確認]をクリック。
  2. 画面中央よりの[更新履歴を表示します]→2行目の[インストール された更新プログラム]をクリック。
  3. 右上の検索ボックスに「KB3055034」と入力し、[Microsoft Office 2010(KB3055034)32ビット版の更新プログラム]を選択し右クリック→[アンインストール]→[アンインストール]
  4. 「今すぐ再起動しますか」→[再起動]

データを保存できない場合の対処法(2015年10月17日 追記)

上記を実行すれば、WebDav上で無事にエクセルが開けるようになります。
しかし、そこで安堵したのもつかの間。保存ができません。
どうやら、開けない原因の他に、保存できなくなる更新プログラムがあるようです。
上記の手順と同じように[Microsoft Office 2010(KB3054886)32ビット版の更新プログラム]をアンインストールしてください。
この2つの更新プログラムをアンインストールすることで、従来通りWebDav(クラウド)上でもエクセル(Microsoft Office)が使えるようになるでしょう。

削除した更新プログラムをインストールしないようにする

更新プログラムを自動でインストールしないようにする
  1. [スタート]→[すべてのプログラム]→[Windows Update]をクリック。
  2. 左上の[更新プログラムの確認]→[●個の重要な更新プログラムが利用可能です]→対象のプログラムを右クリックし[更新プログラムの非表示]→右下の[OK]をクリック。

※クラウドサポート郡山で検証済ですが、上記に対するお問い合わせは受け付けておりません。自己責任で行ってください。

マイクロソフトのサポートに問い合わせ、パッチの配信を待つのが最善

上記で紹介した方法は、本来最新であるべき更新プログラムをインストールしないという方法です。
WebDavでオフィスソフトの利用が緊急を要していない場合は、パッチの配信を待つ方が安全であると考えます。

また、このようなパッケージソフトは、クラウド版を使用している場合に比べて製品サポートを受けられるのが遅くなってしまいます。
クラウドでリリースされているソフトウェアを使用していれば常に最新の状態で安心して業務を遂行できます。
2020年代には、仕事上でよく利用するオフィスソフトはクラウド版が全体の60パーセントを占め、主流になると予想されています。
ストレージだけでなくソフトウェアのクラウド化も、貴方の会社を安全に運用する手段の一つとして検討されることをおすすめいたします。

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